300Bシングルアンプ(SV-300BE改造)の製作(その3)

まとめ
1.改造の趣旨
①実験段階の配線の整理
②利得の低減
③低電流回路の廃止(電解コンデンサの除去)
④電圧増幅段のパスコンの大容量化
⑤信号ループの適正化
⑥デカップリング回路のLR独立(クロストークの改善)
⑦NFBの導入

2.主な使用部品
①音声信号系統はアムトランス3/4W〜2Wオーディオ用抵抗
②初段パスコン 25V 1000uF ミューズ 他
③1/4Wオーディオ用カーボン抵抗(タクマン)
④デカップリングコンデンサ F&T オーディオグレード・チューブラ電解コンデンサ 450V 100μF
⑤カップリングコンデンサ デル・リトモ オイルペーパーBlack candyシリーズ 630V 0.47μF など。


電力増幅回路のC電源周り、カップリングコンデンサ、NFB回路
C電源(平ラグ板使用)の取付後

電圧増幅段の配線終了
(林立する大型電解コンデンサ)

配線整理して完了


300Bの動作
プレート電圧 360V
グリット電圧 75.5V
カソード電圧 0.55V
プレート電流 55mA
出力 約7W
NFB 3dB

最終回路図



視聴の結果
①定位が向上、立ち上がりレスポンス向上
②低域が濃厚になった
③電圧利得は、思ったより下がらなかった
④プレート電圧が高くなった(改造前はプレート電流60mA)
⑤NFB位相調整用のコンデンサは視聴の結果100pFとした









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