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【銘録音】若きメータと巨匠ルービンシュタインが火花を散らす、デッカの名盤『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番』

  こんにちは。今回は、我が家のオーディオシステムで聴くたびに鳥肌が立つ、1枚のクラシックLPレコードをご紹介します。 それがこちら、1976年に英国デッカ(DECCA)からリリースされた、 アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ) 、 ズービン・メータ(指揮) 、 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 による 『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15』 (型番:SXL 6797)です。 まさに「名演奏、銘録音」という言葉がこれほど似合うレコードは他にありません。 世代を超えた二人が生み出す、生き生きとした躍動感 この録音当時、ピアニストのルービンシュタインはなんと80代後半の最晩年。対する指揮者のメータは30代後半という、まさに気鋭の若手でした。「おじいさんと若者」のような年の差ですが、演奏から聞こえてくるのは、そんなパワーバランスを微塵も感じさせない熱い火花です。 ルービンシュタインのピアノはみずみずしく、どこまでも力強い。80代とは思えません。そこに若きメータ率いるイスラエル・フィルが、一歩も引かないエネルギッシュで生き生きとしたサポートを見せます。重厚になりがちなブラームスの1番ですが、この盤には全体に素晴らしい躍動感が満ち溢れています。 圧倒的な生々しさ!DECCA「ffss」の優秀録音 そして何より特筆すべきは、レーベル面に誇らしく刻まれた 「ffss(Full Frequency Stereophonic Sound)」 が証明する、その録音の素晴らしさです。スピーカーから音が出た瞬間、まるでオーケストラが目の前の空間に現れたかのような生々しさに圧倒されます。音場が広く、楽器の位置関係が手にとるように分かります。 素晴らしいピアノの「立ち上がりの音」 特に素晴らしいのがピアノの録音です。 鍵盤を叩いたその瞬間、音がフワッと立ち上がる「アタックの音」の鮮烈さは、オーディオファイル(優秀録音盤)としても超一級品。 ルービンシュタインの代名詞でもある、濁りのない豊かで輝かしい「黄金のトーン」が、スピーカーからダイレクトに、かつ痛くならずに立ち上がってきます。ピアノの低音の響きから高音のきらめきまで、デッカのエンジニアの執念を感じるほどの優秀録音です。

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