ニコンSP(レンジファインダー)とニコンF(一眼レフ)

日本光学では、LEICA M3に対抗するため、SPの開発に着手(1955)、やや遅れて、一眼レフの構想を思案していた開発陣は、ニコンFの開発を行う。
 その「SP」を元にというか同時に開発されたのが、ニコンFである。当時の一眼レフはウエストレベルの左右逆像ファインダー、シャッターを切ると同時にミラーはアップしたまま、ブラックアウト。接写や顕微鏡撮影等の学術撮影用の特殊カメラでした。それを一般撮影としてプロ仕様に耐え実用的な一眼レフとして開発をしたのである。駆動側スプリングを内蔵した完全自動絞りを実用化ニコンは、時代の最先端を行くものであった。
   市場投入されたニコンFは、プロカメラマンから絶大な信用を勝ち取っていく。豊富なアクセサリーと優秀なニッコールレンズ群は、次々と開発され、多様なユーザーに応えていった。
 写真のニコンFは初期型で1962年の精算である。総裁と同じ生まれ年である。


ニコンSP(レンジファインダー)とニコンF(一眼レフ)



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