バーンスタインが指揮マーラーの第9番(イスラエル・フィル)
空前絶後の大演奏として語り草となっているのが、1985年9月の来日公演でバーンスタインが指揮したマーラーの第9番。8日の東京・NHKホールを当時聴いた。その9番は今でも忘れることは出来ません。かれこれ27年ほど前になります。 「本当に、あれ以後、この曲でそれ以上の演奏は聴いていません。それほど強烈すぎて、超えるものはもう出ないのではないかと思います。」さて、今回発売になったのは、その日本公演の直前、1985年8月25日にテルアビブにある本拠マン・オーディトリアムでおこなった同一プログラムのコンサートの模様を収めたものだそうです。日本公演とほぼ同一の解釈で演奏されていると思います。録音の状態も良く、お薦めの9番です。 濃厚なバーンスタインの演奏、1・4楽章の同フィルの弦楽の素晴らしさ、絶妙なテンポの揺れと間のとり方、そして3楽章最後のアチェランド見事としか言い様がない演奏です。 そういえば、東京公演の時、右翼の街宣車がきておりました。 |
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